2011年04月02日

JBATS & PBATS主催アリゾナ・インターンシップへ参加して

研修最終日、思わず号泣してしまった。
熱い思いがこみ上げ止めることができなかった。社会人になって丸5年。常に全力で取り組んでいたつもりではあったが、こんなにも「胸がワクワク」した気持ちになったのは初めてだった。本当に充実した2週間であった。

2月28日、期待と不安を胸に成田空港を出発。今まで単身で海外に行ったことがなかったため、すごく新鮮な気持ちだった。飛行機の中ではできるだけ英語を覚えようと、今更ながら勉強。フェニックス空港に到着後には、バックの到着が遅れるという最初の洗練を受けたのも、今となってはひとつの思い出である。

 パしレス研修初日。この日、興奮のため一睡もできず初日を迎えることになった。早朝5時半、スプリングトレーニング施設に到着。業務の始まりは過流浴装置の掃除、練習用・試合用のドリンク作り、バンテージを巻くといった作業である。その後トリートメントとなるが、パドレスはトリートメントのシステムがある程度マニュアル化しており、I-PADを利用した独自のコンディショニング管理を行っていた。これにより、トリートメントの内容を供用することができ、トレーナー間でのムラがない。内容の具体的例は、電気治療(血流促進が目的)からスタートし、ディープティシューマッサージ、アクティブストレッチ、PNFで締めるという流れで、理学療法士という立場から見ても理にかなったものであると感じた。選手とトレーナーの関係も良好で、トリートメント後にハイタッチやこぶしを合わせる姿が、なんだかうれしかった。

 パドレスというチームは、雰囲気が良いチームであった。
それは、監督であるバド・ブラック氏の存在が大きかったと思う。私たちインターシップ生に対し、ゲーム感覚で選手の名前を覚えてもらう等の配慮はチームの輪に溶け込みやすい雰囲気を作り、常に笑いの絶えないミーティングからも彼の図らいが感じられた。
そんな心地よい充実した環境ではあったが、5日目終了後40℃近くの高熱に襲われることとなった。環境の変化や暑さが原因だったと思う。翌日は、完全休養し、パドレス最終日はなんとか復帰することができたが、この研修で自分の最善を尽くしたいと思っていた気持ちが大きかった分、唯一悔しい出来こととなった。

 8日目からはマリナーズの研修が始まった。今回は、2チームでの研修となり、双方の特色を知ることができる良い機会であったと思う。マリナーズは5時から業務開始で、その後スタッフもトレーニングを行うことが印象的であった。体調を崩した私自身、身を持って感じたこと、当たり前だが“スタッフも体力がないとやっていけない”のである。

 業務においては、肉離れやヘルニア、術後の選手の治療の依頼があり、誠心誠意の対応を心掛けた。流暢ではない私の英語を、選手も必死に理解しようとしてくれる姿勢がうれしい反面、もっと意見交換を活発に行えたのならば、より選手に還元できることがあるのではないかと感じた。ただ、今回の研修においては、現地から参加のパートナーと組んで行うスタイルから、助けられたことも大いにあり、それがこの研修の良さでもあった。

 10日目、マリナーズの研修において、もっとも嬉しかったことがあった。肉離れの選手に対するテーピングを依頼された時のことである。私が試行したテーピングを見たトレーナースタッフが「このテーピングは信じられない」といったのを覚えている。それは私自身が独自の方法で巻いたためであるが、選手からの反応は良かったのである。治療効果が表れたことだけでなく、私の治療方法を理解し、その効果を丁寧に選手へと説明してくれたことで、受け入れられたという感覚がとても心地よかった。

 今回の研修では、メジャーの雰囲気を実感し、日本・アメリカにそれぞれ必要なことを確認できた貴重な時間であった。また、2週間をともにしたパートナーやスタッフ・選手等人との出会いはそれを上回るほど素晴らしいものであった。
 最後にこのような機会を与えて頂いたJBATS、株式会社メジャー・トレーナーズの川島代表、河野氏、PBATS、協賛して頂いているキネシオテーピング協会の皆様に心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
                                        畠山 智行


posted by JBATS事務局 at 00:00| 参加者より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。